西城町に
一風変わった
古民家カフェ
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- 宿
つちのこ邸
1日10食限定の日替わり定食が 1000円(税込)。プラス200円で珈琲をつけることもできます。
この日のメインは、ぷりぷりの海老フライにたっぷりのタルタル、そしてソースがじゅわっと染み込んだサクサクのとんかつ。さらに甘辛ダレが食欲をそそる豚の生姜焼きまで添えられていて、大満足のボリューム感。揚げ物に副菜、ミニデザート…と並ぶお皿の数々に、大人なのにちょっと“お子さまランチ”みたいな気分になって、自然とテンションが上がります。地元の方から分けてもらった野菜が使われることも多く、今後は庄原産のネギや卵を取り入れたり、家庭菜園で育てた野菜を使用したりする予定。



自然豊かな庄原市西城町の山あいに、2025年春、新たな憩いのスポットが誕生しました。その名も「つちのこ邸」。名前からして気になるこのお店は、オーナーの渡部夕紀さんがご両親の他界を機に祖父母の家を引き継ぎ、ご主人や地元の仲間たちとともに、1年かけて古民家を改装しオープンしたものです。外観は、大正5年に建てられた築110年の古民家で、庄原の風景にすっと溶け込むような趣のある佇まい。けれど一歩中に入ると、やさしい光が差し込む、広々とした現代的な空間が迎えてくれます。縁側からは里山が一望でき、店内には座敷席とテーブル席がゆったり配置され、家族や友人とくつろぎながらのんびり過ごせる空間です。
日替わり定食の他に、子供から大人まで人気なのが「つちのこ邸」の自家製ラーメン。オーナーの夕紀さんもおすすめの一品で、しょうゆベースのコクのあるスープは、どこか懐かしい味わい。
料理担当のご主人・一平さんは大工になる前に昔飲食店で働いていたそうで、そのころの経験を元に考案されたのが、この自家製ラーメンなんです。
そして、そのスープとよく絡むのが、尾道の製麺所から仕入れている中太の特製麺。何種類か試したのち、つちのこ邸のスープに合う今のものに行きついたそうです。手づくりのチャーシューも脂っこさがなく、あっさりと食べやすい仕上がりでした。ラーメンは、単品750円、珈琲付きで900円。この価格で、この満足感。“つちのこ”に会えるかどうかはさておき、このラーメンにはぜひ出会ってほしい──そう思える一杯でした。
今後は敷地内にサウナやお風呂、宿泊・BBQ・カラオケスペースの整備も構想中とのこと。特にサウナはご夫婦共通の趣味で、すでに予約の問い合わせも入ってきており、多くの方がオープンを楽しみにしているそうです。
ちょっと立ち寄ってもよし、泊まってゆっくり過ごしてもよし。
“つちのこに会えるかもしれないカフェ”は、今日ものんびりと、誰かを迎え入れてくれています。
最新情報や建設中のサウナについては、ご主人の一平さんがX(旧Twitter)にて「つちのこマスター」の名前で発信されているので、ぜひチェックしてみてください。
SUMMARY
X つちのこマスター @tutinoko0117
DATA
- 電話
- 0824-74-6727
- 住所
- 庄原市西城町大佐357
- 駐車場
- 有り 6台
- 定休日
- 水曜日
- 営業時間
- 11:00〜14:00