【庄原・三次・神石高原・島根】春におすすめの日本酒やお酒7選!
山々に囲まれた自然豊かな環境と、酒造りに適した良質な水に恵まれた庄原市には、現在5つの酒蔵があります。それぞれの蔵が地元の米や水を生かしながら、個性豊かな日本酒を造り続けてきました。
冬から春にかけては、フレッシュな味わいを感じられる「新酒」が出回る季節。新酒は火入れなどの手を加えず、しぼりたて・できたてのまま出荷されるものも多いのが特徴です。
今回は、庄原市だけでなく周辺地域である三次市・神石高原町・島根県の酒蔵で造られている春におすすめのお酒を、庄原酒販の店主・坂井さんに聞きました!
地元に根ざす「庄原酒販」.jpg)
JR芸備線・備後庄原駅から徒歩約4分の場所にある庄原酒販。地元に根ざした酒店として親しまれ、庄原の地酒を中心にさまざまなお酒を取り揃えています。
店主の坂井さんに、この春おすすめのお酒を聞く前に、庄原市のお酒についてうかがいました。.jpg)
庄原市で造られるお酒とほかの地域で造られる日本酒では、「水」が違うという坂井さん。広島県は軟水から中軟水が多い中、庄原市では中硬水から硬水を使っているお酒が多いそう。キレの良い辛口が多く造られているのは、そのためなのかもしれません。
日本酒離れが進んでいると言われる一方で、最近はフルーティーで飲みやすいものなどさまざまな味わいの日本酒が増えています。味の違いに大きく関わるのが「精米歩合」。米をどこまで磨くかによって酸味や香り、フルーティーさなども変わってくるのだそうです。
「大吟醸は飲みやすいイメージもありますが、最初の1本としては純米酒がおすすめです」と、坂井さん。庄原酒販では、好みに合わせたお酒をセレクトしてもらえるので、日本酒に詳しくない人でも気軽に訪れてみてください。
また、庄原市内のお酒はもちろんですが、近隣のお酒も多数取り扱っています。坂井さんに、庄原市と周辺地域で造られているお酒を紹介してもらいました。
庄原市の日本酒
ここからは、坂井さんに教えてもらったおすすめの新酒を紹介します。
まずは庄原市で造られている日本酒から。
花酔酒造「純米無濾過 生原酒 吊るし絞り」
総領町にある花酔酒造。人気なのが「純米無濾過 生原酒 吊るし絞り」です。吊るし絞りとは、酒袋に醪(もろみ)を入れて吊るし、自重で自然にポタポタと落ちてくるお酒を詰める昔ながらの製法。地下からくみ上げた中硬水を使い、冬場はマイナス17度にもなる蔵でじっくりと熟成されています。
アルコール度数は17%と高め。濃厚でキレのある、お酒本来の香りや味が楽しめるので、春の季節酒としても人気の一本です。
価格:2,400円(税込)
内容量:720ml
詳しくはコチラ
北村醸造場「菊文明 八反錦 純米しぼりたて原酒」
東城町にある北村醸造場。家族3人で一つひとつていねいに造られた「菊文明 八反錦 純米しぼりたて原酒」は、この時期ならではのフレッシュな風味をそのまま瓶詰めした一本です。原酒とは、水が加えられていないお酒のこと。そのためアルコール度数は16度と高く、飲みごたえのある味わいになっています。
口に含むと華やかな香り、そしてガツンとくるアルコール感は、肉料理や味の濃い料理にぴったり。しぼりたての時期だけ味わえるフレッシュさと力強さが魅力で、春にぜひ楽しみたいお酒です。
価格:1,570円(税込)
内容量:720ml
詳しくはコチラ
比婆美人酒造「純米酒」
ピンクの瓶がかわいらしい、比婆美人酒造の純米酒。自然豊かな環境の中で社長自ら育てた酒米「八反35号」を使って造られているのが特徴です。
すっきりとした味わいの辛口酒は、冷やから燗まで、どんな飲み方でもおいしくいただけます。坂井さんいわく、特におすすめなのは55度以上に温めた“飛び切り燗”だそう。私も試してみましたが、ふわっとした香りに加え、コクや旨味がガツンと感じられました。アツアツのお酒が体にしみていく感覚は、やみつきになりますよ。
まだ肌寒さが残る春先にもぴったりの一杯です。
価格:1,100円(税込)
内容量:720ml
詳しくはコチラ
髙原酒造「西城のどぶろく」
精米から醸造、瓶詰めまですべての工程を手作業で行い、1本1本ていねいに作られているのが「西城のどぶろく」です。2015年11月、「どぶろく特区」に認定された庄原市。地域活性化を目指して誕生したのが、このどぶろくでした。
自家製米のひとめぼれと、比婆山の伏流水で作られるどぶろくは、自然な酸味ととろっとした口当たりがやみつきになること間違いなし。さっぱり、辛口で飲みやすいため女性にも人気です。
価格:1,650円(税込)
内容量:720ml
三次市の日本酒
美和桜酒造「しぼりたて生酒萌えいぶき純米」
三次市三和町にある美和桜酒造は、大正時代に創業した老舗の蔵元です。「美和桜 しぼりたて生酒萌えいぶき純米」は、新酒ならではのフレッシュな魅力が楽しめる季節限定の一本となっています。
使用している酒米「萌えいぶき」は、広島県で開発された品種です。ふんわりとした優しい香りとみずみずしい味わいは、火入れをしていない生酒ならでは。しぼりたて特有のフレッシュさと軽やかな口当たりを、ぜひ楽しんでみてはいかがでしょうか。
価格:1,980円(税込)
内容量:720ml
神石高原町の日本酒
三輪酒造「神雷」
神石高原町にある三輪酒造は、江戸時代から続く老舗の酒蔵です。代表銘柄の「神雷(しんらい)」は、広島の地酒として長く親しまれてきました。
広島生まれの酒米・千本錦を使った神雷は、米の旨味を感じられる力強い味わいが特徴です。その中でも大吟醸は、すっきりとした後味とキレが楽しめ、冷やでも燗でもおいしくいただけます。食卓はもちろんお花見にもおすすめで、幅広い料理と楽しめる一本です。
価格:3,940円(税込)
内容量:720ml
島根県の日本酒
簸上清酒合名会社「七冠馬」
江戸時代中期に創業した簸上(ひかみ)清酒合名会社は、300年以上にわたって酒造りを続けてきた歴史ある酒蔵です。この「七冠馬(ななかんば)」は、島根県仁多郡奥出雲町で造られている銘酒。かつて七つの大レースを制した名馬「シンボリルドルフ」にあやかって名づけられました。
口当たりはなめらか、酸味のあるしっかりとした味わいが楽しめます。さらりと飲める癖のなさで、どんな料理と合わせてもバランスが良いため食中酒におすすめです。
価格:1,540円(税込)
内容量:720ml
新酒や春酒を楽しもう!
庄原市内はもちろん、周辺地域でもおいしい新酒が次々と登場する季節。それぞれの酒蔵が、米や水、気候といった土地の恵みを生かしながら、個性豊かな日本酒を造り続けています。
しぼりたてならではのフレッシュな味わいや、米の旨味をしっかりと感じられるのは、春だからこそ。いくつか飲み比べてみると、それぞれの違いや魅力をより楽しめるはずです。
いつもの食卓にはもちろん、お花見のお供として、気になるお酒があればぜひ手に取ってみてください。
また、4月5日(日)には東城町で「東城まちなみ酒まつり」を開催予定。お酒はもちろんオリジナルメニューも販売されるとのことです。風情ある街並みとお酒を、ぜひ楽しんでみてはいかがでしょうか。
庄原酒販
住所:庄原市中本町1-8-1
電話番号:0824-72-2183
営業時間:9:00~17:00
定休日:土・日曜、祝日
公式SNS:Instagram