明治から続く
西城町の
小さな醤油屋
- グルメ・買い物
港屋木山本店
明治39年創業、西城町に根ざした老舗の醤油店です。敷地内にそびえるレンガ造りの煙突は、今もなお現役。もう作り手がいないほど貴重なこの煙突は、創業以来この場所で醤油を作り続けてきた証として、お店のシンボル的な存在になっています。東城町で酒を造っていた本家の道具を引き継ぎ、初代が醤油屋として分家したのが始まり。屋号は「港屋」、当初は「金鈴(キンスズ)醤油」として地域で親しまれてきました。現在は「木山醤油」として広く知られ、規模を縮小して、4代目が味を守り続けています。
創業以来100年以上続く醤油製造の蔵も手を加えながら100年越え。醤油は菌が大豆のタンパク質をアミノ酸に分解することで旨みを生み出す発酵食品で、蔵ごとに住み着いた菌がその醤油だけの個性をつくり出します。この蔵で長年育まれてきた菌が、木山醤油ならではの味の源です。
取り扱う醤油は4種類。かつお節・昆布などをブレンドし、3代目が味と使いやすさを追及した人気商品の「極だし醤油」(950円〜1,580円)、香りが豊かで料理の中でも強いといわれる濃口醤油の中で最もスタンダードな「濃口本醸造醤油」(700円〜970円)、独特の香りがあり色は濃く、とろみと旨みが強い「濃い口宝」(770円〜1,110円)、色も香りも控えめで素材の色を生かしたい煮物や和食の仕上げに使いやすい「淡口」(600円〜1,000円)がそろっています。(価格は2026年8月現在の税込み価格)
「発酵食品はそれぞれの菌が作用して個性を生み出すもの」という考えから、初めてのお客様にはなるべく試食をしてもらい、自分の好みに合ったものを選んでもらうスタイルにこだわっています。
また、顧客アンケートをもとにラベルをリニューアルするなど、見た目からもお客様の心を引き寄せる工夫を続けています。
そして、4年かけて試食を重ねて完成した「醤油あいすみるく」(130mL・410円)も見逃せません。濃口本醸造醤油を使用した醤油アイスで、西城町のグリーンフィールド西城が製造。カップ入りでスプーンもつけてもらえるので、購入してすぐにその場で味わえます。一口食べると、ミルクのやさしい甘さのあとから醤油のコクとほどよいしょっぱさがじんわりと広がり、その絶妙なバランスがクセになります。西城町に来たら、ぜひ一度試してほしい一品です。
熊野神社や熊野の大トチなど、西城町の観光スポットを訪れた際には、ぜひ立ち寄ってみてください。地元のスーパーでも購入できる木山醤油ですが、本店ではお店の方にお願いすると試食をしながらじっくり選べるのが醍醐味。「キヤマ醤油」が健康と日本の食文化の豊かさ・奥深さを次へ繋いでいく——そんな思いが込められた一本を、ここで見つけてみてください。
SUMMARY
●Instagram:https://www.instagram.com/emirn58n
季節の庭の様子や旬の食材を使った料理など、醤油のある暮らしを発信中。
●取扱店
フレスタ、トーエイなど庄原市内のスーパーでも購入可能。
●6本~発送も可能。
DATA
- 住所
- 広島県庄原市西城町西城129⁻2
- 定休日
- 土・日曜、祝日(不定期オープンあり)




