比婆牛グルメ

しげんぼう 庄原本店

ビールだけで20種以上!
比婆牛ステーキと広島お好み焼きが共演する不思議な店

比婆牛ステーキが味わえるお店、ここにもありました!
ちょっとユニークな店構え。ドアを開けると、どこかエキゾチック。メニューブックを広げてみると……すごい! ドリンクメニューが豊富。ビールやワインはもちろん、日本酒、焼酎、カクテルなど各種充実したラインナップ。ビールだけでも20種類以上あるんです。それに負けじとフードメニューもずら~り。

豊富すぎるくらいのメニューに、何を頼もうかと迷ってしまうと思いますが、ここに来たら、まずは比婆牛ステーキをお選びください。鉄板焼きメニューも得意な店長の秋田数弘さんが腕をふるってくださいます。

【お好み焼きのへらは、比婆牛ステーキを返すのに便利!?】

【黙々と調理をする秋田店長。比婆牛を焼く姿がカッコイイ】
※撮影時のみマスクを外しています。

そうなんです。ここは比婆牛ステーキのようなごちそうメニューとお好み焼き、焼きそばのようなカジュアルメニューが同時に楽しめるお店・・・いえいえ、それだけではございません。
定番メニューにタコライスがあるかと思えば、アヒージョやフランス産のフォアグラがあったり。そこらのカフェも顔負けのスイーツメニューがそろっていたり。ほかにもお好み焼きの生地を使用したしげんぼうオリジナルのピザ焼きはお店のイチオシメニュー。不定期に入れ替わるおすすめメニューのぼんじり唐揚げはお客さまから大人気。とにかく、色んなメニューがある! 面白過ぎる店なんですよ。

何を頼もうかしら、と迷っているうちに比婆牛ステーキ、焼けました!

【お好み焼きのへらから鉄板ステーキナイフに持ち変えると、お好み焼き屋のオヤジさんからステーキハウスのシェフに変身】

【こだわりの岩塩、わさびしょう油と共に。ドリンクメニューも相当な数なので、迷ったらお気軽にご相談を】

【ペッパーミルは、粗挽き、中挽き、細挽きと料理に合わせて挽き方を調整できるのも魅力】

何でもある店っていうと、こだわりがないと思われるかもしれませんね。でもしげんぼうに限って、そんなことはありません。それに食材は無駄にならないように、うまく考えられています。ある食材を仕入れると決めたら、それを使うメニューを和、洋、エスニックで展開しているのです。

そしてこだわりは、味のベースになる調味料にあります。
まず塩は、岩塩「サーレ・ディ・ロッチャ」を使用。イタリア・シシリー島でとれる塩で、海塩よりもまろやかで素材の味を引き出してくれるんだそう。

スパイスの代表として、ブラックペッパー。胡椒は挽きたてが一番です。香りが違いますよ。しげんぼうでは、ペッパーミル(胡椒挽き)で挽いて使います。

 そのほか、サルサソースやタルタルソースも自家製です。
「サルサ」はスペイン語で一般的なソースを指す言葉ですが、スペイン料理や特にラテンアメリカ料理の中では、液状調味料のことを言います。どろ~っとしたお好み焼きソースとは対照的に、サラダのようにトマトや玉ねぎなどフレッシュな野菜をザクザクと刻んで混ぜ合わせた食感の楽しめる調味料です。ハラペーニョを加えるのでかなり刺激的な味に。

 タルタルソースは、お馴染みですがマヨネーズをベースに玉ねぎ、パセリ、ピクルス、ゆで卵をみじん切りにして混ぜ合わせたソースです。手作りのタルタルソースはまた格別。しげんぼうでは「美味しくな~れ!」という思いを込めて作っているそうですよ。
こうした「味の決め手」になる調味料やソースを自家製にすることで、多種多様なメニューの中に「しげんぼうの味」を出すことに成功しています。

【寡黙な方かと思いきや、それは誤解でした(たぶん!)。お客さまが少ないときは店長との会話も楽しんで】 ※撮影時のみマスクを外しています。

中でも根強い人気は、やっぱり比婆牛ステーキ。実際、県外からも「比婆牛が食べたい」と言って、わざわざ来られるお客さまも珍しくないそうです。ここだと、1人が1皿(ステーキ 1枚分)頼まなくても、数名でシェアすることが容易です。そうすれば、お値段もさらにリーズナブルになりますね。」

「ところで『しげんぼう』ってどういう意味なんですか?」

広島県の方言で「やんちゃ坊主」のことを「しごんぼう」と言うそうです。そして、オーナーの名前が「しげる」さん。小さい頃やんちゃだったオーナーの「しごんぼう、しげる(やんちゃな、しげる)」をくっつけて店名になったんだそうです。

なるほど。店名から外観、内装、メニューまで、どこを切り取っても個性的。そのユニークさは、そんなオーナーの影響なんでしょうか。

 庄原市内では、遅くまで営業する飲食店も少ない中、ここ「しげんぼう」は、夕方から深夜まで営業していることも魅力です。この界隈は、適度なにぎわいがあって、夜になると辺りは真っ暗ということもありません。近くにはグランドホテルや比婆荘のように、泊食分離スタイルの宿泊施設もあります。こういう町こそ「ワーケーション」にもぴったりだと思いませんか? 私なら……午前中はホテルで仕事をして、午後に景色の良いところでボーッとしながら、新しいアイデアを練る! そして夕食時間に急かされることのない「しげんぼう」へ。毎日通っても、これだけメニューがそろっていますから、飽きることはないでしょう? いかがでしょうか。私は「しげんぼう」に出合って、新しい庄原の過ごし方を見いだせたような気がします。

店舗情報

店名 しげんぼう 庄原本店
住所 広島県庄原市西本町1-4-6
電話番号 0824-72-3411
営業時間 17:00~深夜(ご来客状況により終了)
定休日 火曜日
ホームページ https://shigenbou.com

取材・文/平山友美